オレオサイエンス Vol. 19, No.5 (2019)

オレオサイエンス 目次      Vol. 19, No.5 (2019)

巻頭言
「研究テーマを決める」ということ
池田 功 177
*oleo19-5ikeda.pdf

特集序言
「マルチプルエマルションの医薬品への展開」の企画と編集にあたって
加治 恵・土屋好司 182
*oleo19-5kaji.pdf

特集総説論文
自己乳化現象を巧みに利用した「超低密度」多孔質バイオマテリアルの創製
村上義彦 183

Solid-in-oil-in-water(S/O/W)型多層エマルションとDDSへの応用
田原義朗・後藤雅宏 191

ダブルエマルションを利用した脂質ベシクルの作製
黒岩 崇・市川創作 197

肝臓がん治療用W/O/Wエマルション型動注製剤並びに肝疾患治療を目指した静注用S/O/Wナノエマルション製剤の開発と臨床検討
清水正高・東 秀史・西片奈保子 203

Topics in Oleo Science
油脂のおいしさに関する一考察
青山敏明 211

研究室紹介
日本大学 理工学部 物質応用化学科 有機合成化学研究室
大内秋比古 215

学会報告
平成30年度油脂優秀論文表彰式
小林豊久 217

The Oil Technologists’ Association of India (OTAI): Fats & Oils International Conference-Exhibition (FOIC2019:Mumbai, India)に出席して
柴田 攻 220

書評
Vitamin E : Chemistry and Nutritional Benefits
島﨑弘幸 223

油脂関連情報
次世代エネルギーが油脂産業にもたらす環境変化
日本石鹸洗剤工業会 油脂海外調査団 224

JOS掲載論文
J. Oleo Sci., Vol. 68, No.5 掲載論文 230

行事予定 231

会のページ 231

会告 (1) ~(21)

次号

油脂実践講座/7.23終了 満員御礼

主 旨 日本油化学会のフレッシュマンセミナーで油脂の基礎を学ばれ、そして製品開発に携わり、生じた疑問がそのままになっている中堅研究員・若手リーダーにおすすめする講座です。好評を博した2018年度に引き続き、2019年度も「油脂」にかかわる製品の研究・開発に“役立つ様々な角度”からの考え方・ヒント・知識を提供します。本講座では講義とともに講師の先生に直接相談できる時間を設けています。今お困りの疑問を解消してステップアップしませんか?皆様のご参加をお待ちしています。

会 期 7月23日(火) 10:00-17:30

会 場 油脂工業会館9F大会議室
〒103-0027 東京都中央区日本橋3-13-11

プログラム・詳細情報・申込み>>

1.官能評価による食味・食感のプロファイリング
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門  早川 文代 氏 10:05~11:05

2.最新のトリアシルグリセロール及び脂肪酸の分析とその応用
福島大学 農学群食農学類 吉永 和明 氏 11:10~12:10

質問タイム 12:10~12:40 (昼食・休憩 12:40~13:40)

3.油脂の結晶化と食品の安定性・不安定性について
広島大学大学院 統合生命科学研究科 上野 聡 氏 13:40~14:40

4.企業トピックス:乳化油脂食品の製造と利用
株式会社ADEKA 食品本部 食品開発研究所 島田 俊裕 氏 14:45~15:45

5.高度不飽和脂肪酸の酸化機構と防止
東京工科大学 応用生物学部 遠藤 泰志 氏 15:50~16:50

質問タイム 16:50~17:30

界面実践講座/7.5終了 満員御礼

主 旨 日本油化学会のフレッシュマンセミナーを受講し、界面科学の基礎を習得した方におすすめする講座です。皆さんは、実際の製品開発に携わったとき、単純ではない製品の物性をどう捉えたらよいのか、迷っていませんか。本講座は、多成分であったり、不均一であったりと、複雑な実製品の界面を捉えて制御するための手法を、専門の講師陣がわかりやすく解説します。

会 期 7月4日(木)、5日(金)

 場 油脂工業会館9F大会議室
〒103-0027 東京都中央区日本橋3-13-11

プログラム・詳細情報・申込み>>

第1日 7月4日(木)

1. 処方設計のための多成分界面活性剤溶液の理解
9:30~10:45 横浜国立大学 荒牧 賢治 氏

2. 液中における微粒子の分散・凝集制御法の理解と応用
10:50~12:05  横浜国立大学 飯島 志行 氏

質問タイム12:05-12:30  / 昼食休憩 12:30-13:30

3. 小角・広角散乱法の多彩なソフトマテリアルへの展開
13:30~14:45  信州大学  佐藤 高彰 氏

4. 散乱技術を用いた可溶化・乳化挙動の解析
14:50~16:05  東京理科大学  小倉 卓 氏

質問タイム 16:05-16:30

第二日(7月5日:金)

5. 洗浄と泡の原理と設計
9:30~10:45 花王㈱ 坂井 隆也 氏

6. 乳化・可溶化を使いこなすための基本的な考え方
10:50~12:05 千葉科学大学 山下 裕司 氏

質問タイム 12:05~12:30    / 昼食休憩 12:30~13:30

7. 分散系のレオロジー
13:30~14:45 DIC㈱ 堀米 操 氏

8. 相平衡図を用いた乳化・可溶化系化粧品の価値づくり
14:50~16:05 ㈱資生堂 渡辺 啓 氏

宮澤陽夫氏 「100歳長寿を支える食品とは」講演資料を公開

東北大学 教授・名誉教授 宮澤 陽夫氏
ご講演資料をアップしました>>こちらをご覧ください!

主催:(公社)日本油化学会
日 時 : 2019年4月22日(月) 16時30分-17時30分
会 場 : (一財)油脂工業会館 9F 会議室

第65回定時総会に開催した特別講演会で,世界的に進む高齢化を背景に関心が高まっている「食を通じた健康長寿の重要性」を取り上げました。食品が持つ健康維持効果について,特に科学的エビデンスが確保された研究成果をたっぷりと講演頂き,会場から多く注目が集まりました。

「クロレラ摂取よる老化赤血球の除去効果」は,特に大きなインパクトを受けました。生体を形成する脂質の酸化と健康の研究は,油化学の重要テーマの1つです。

企業はAI/IoTをどのように活用/6.21終了

第1回油化学セミナー

主催:(公社)日本油化学会 関東支部
日 時 : 2019年6月21日(金) 9時55分-17時00分
会 場 : 東京海洋大学 白鷹館
東京都港区港南4-5-7

プログラム  詳細情報・申込み>>

-6月21日-
10:00-11:10
1. 基調講演 AIの最新動向と社会への影響
(株式会社エクサウィザーズ) 湯川 鶴章 氏

11:10-12:20
2. 企業講演① 花王のデジタルトランスフォーメーション
(花王株式会社) 田中 猛訓 氏

13:10-14:20
3. 企業講演② 資生堂のパーソナライゼーションの取り組み~IoT 技術をベースとしたパーソナライズ・スキンケア・サービス「オプチューン」~
(資生堂ジャパン株式会社) 川崎 道文 氏

14:20-15:30
4. 企業講演③ ライオン イノベーションラボにおけるAI 活用事例
(ライオン株式会社) 宇野 大介 氏

15:45-16:55
5. 企業講演④ NonAI 企業 キユーピーにおけるAI によるイノベーション
(キユーピー株式会社) 荻野 武 氏