日本油化学会 フレッシュマンセミナ ー OSAKA2018(2018.6.5~6)

主 題 : 界 面 科 学 と 界 面 活 性 剤
  • 主催:公益社団法人日本油化学会関西支部
  • 日時:平成30年6月5日(火)~6日(水)
  • 会場:大阪産業技術研究所 森之宮センター(旧大阪市立工業研究所)
    〒536-8553 大阪市城東区森之宮1-6-50
    〔交通〕JR環状線または地下鉄森ノ宮駅より東へ350m、赤十字血液センター交差点を北へ、森ノ宮小学校北隣り
  • 参加費:
会員種別 1名 2名 3名 1名増える毎
本会正会員 24,000
本会法人会員(各1社につき) 24,000 38,000 52,000 左記+14,000
★会員外 42,000
学生 6,000      
★会員外の方は申し込み時に本会に入会されますと、会員参加となり更に毎月、会誌『オレオサイエンス』が送付されます。正会員会費(10,000円、入会費無料)
 

 
 
  • 申込問合せ:〒536-8553 大阪市城東区森之宮1-6-50大阪産業技術研究所森之宮センー
    (公社)日本油化学会関西支部フレッシュマンセミナー担当
    [Tel06-6963-8037]
  • 申込方法:フレッシュマンセミナーOSAKA2018のホームページ(https://sites.google.com/view/2018jocs-west-freshmanseminar)から申込みください。
    参加費は締切日までに銀行振込で前納して下さい。なお、納入された参加費は返金いたしかねますので、予めご了承下さい。
  • 銀行振込先:池田泉州銀行大宮町支店・普通預金口座78953
    (公社)日本油化学会関西支部事務局
  • 定員:70名
  • 申込締切:平成30年5月28日(月)
演題と講師
第1日 5日(火)
10:00~11:00
1.界面活性剤の概要(分類・特性と用途)  
花王(株)森井紀行氏
界面活性剤には様々な種類があるが、いずれも疎水部、親水部などから構成され、構造的に二面性のある物質と言える。ここでは、種々界面活性剤の分類について述べると共に特性と用途についても解説する。
 
11:10~12:10
2.分 散 系 の 科 学
 小林分散技研 小林敏勝氏
コロイド分散系の定義、分類、生成法、特性について解説する。物体間相互作用の立場から分散系安定性の支配要因を挙げ、安定性制御のための基本的指針を示す。
 
13:00~14:00
3.界 面 活 性 剤 の 構 造 と 機 能
大阪大学 木田敏之氏
界面活性剤は、起泡、乳化、洗浄、分散・凝集などの現象制御になぜ必要なのであろうか。様々な表面や界面における界面活性剤の作用や機能を理解するために、界面活性剤の分子構造とその溶液の性質、さらに界面活性剤の種類と用途などについて実用的観点から具体的な例を挙げて理解し易く簡潔に講義する。
 
14:10~15:10
4.バイオ由来の 界 面 活 性 剤
産業技術総合研究所 北本大氏
微生物が作り出す界面活性剤(バイオサーファクタント)は、合成界面活性剤には見られないユニークな特性を示す。本講では、こうした界面活性剤の微生物による量産、構造と物性、機能と用途展開などについて解説する。
 
15:20~16:20
5.ベシクル・リポソーム・マイクロカプセル
姫路獨協大学 岡村恵美子氏
リン脂質の関与するコロイド分散系微粒子(ベシクル・リポソーム・リピッドマイクロスフェア)の新規調製法、物理化学的ならびに生理的特性などを界面科学的な見地から解説していく。
 
第2日 6日(水)
10:00~11:00
6.生 活 ・ 香 粧 品 用 界 面 活 性 剤 と 乳 化
三洋化成工業(株) 川口幸治氏
水と油を混ぜることを乳化と呼ぶが、これは界面活性剤の重要な機能の一つである。乳化に関与している界面活性剤の役割について、生活・香粧品用界面活性剤の応用例を中心に交え、乳化のメカニズムなどを解説する。
 
11:00~12:10
7.可 溶 化 の 科 学
(地独)
大阪産業技術研究所 懸橋理枝氏
可溶化は、溶媒に溶けない不溶性物質を溶媒中に安定に存在させる有効な手段である。本講では、可溶化の機構と可溶化量を制御する方法の基礎について解説する。
 
13:00~14:00
8.泡の科学
日油(株) 嶋田昌彦氏
“シャボン玉は美しい。そして、それが空中に浮かんで揺れ動く姿は誠に面白い。”このような泡を意のままに操り、そして制御するには、我々はどうすればよいのだろうか?
 
14:10~15:10
9.ぬ れ と 洗 浄 の 科 学
元京都工芸繊維大学 川瀬徳三氏
ぬれとはどのような現象か?ぬれの尺度は、そしてぬれをどのように計るか?種々の物質のぬれについて、また、ぬれ易くしたり、ぬれ難くしたりする方法や様々な洗浄技術と洗浄の評価および汚れ剥離のメカニズムなどを解説する。
 
15:20~16:20
10.界 面 活 性 剤 と 環境
 第一工業製薬(株) 城藪将虎氏
界面活性剤の環境へ与える影響、リスクの考え方、また環境中での分解機構とそれらの評価方法について述べる。さらに、どのような構造の界面活性剤が環境に適しているかについて解説する。