- 主催:日本生物工学会学際的脂質創生研究部会
- 共催:生物工学会 西日本支部
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日本生物工学会学際的脂質創生研究部会(代表:京都大学・小川順教授)は、脂質関連分野を中心とした研究者の方々のお役に立てる講演会を目指して活動してきております。本年度の第8回学際的脂質創生研究部会講演会は、2018年1月26(金)、東広島芸術文化ホールで開催します。本講演会は、脂質工学分野において第一線でご活躍されております先生、および若手の研究者にご講演いただきます。また、一般研究発表および懇話会も企画しています。ご多用中とは存じますが、多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。
- 日時:2018年1月26日(金)12:30 ~(※会場の都合上、12時30分からの開催となっています。
- 場所:講演会 東広島芸術文化ホール くらら 小ホール
(東広島市西条栄町7-19)
TEL:082-426-5900
http://kurara-hall.jp
JR山陽本線 西条駅下車 南へ徒歩約4分(広島駅より40分)懇親会 東広島芸術文化ホール くらら 「ソラオト」
(東広島市西条栄町7-19)
TEL:050-5593-3152
https://tabelog.com/hiroshima/A3404/A340403/34021918/
プログラム
- 12:30 開会の辞
- 12:35 食用固体脂におけるおいしさと健康のための開発技術
(広島大学大学院生物圏科学研究科)上野聡
食用固体脂では、液体油脂をいかにして固化させるかが重要である。チョコレートで は、美味しい結晶状態を生み出すテンパリング法が一般的である。このテンパリング法による美味しい結晶化について解説する。また、食用固体脂では、体に悪いトランス型脂肪酸をゼロかつ飽和脂肪酸を減量し、体に良いオレイン酸を増やすことがトレンドである。この条件では、油脂の結晶化が難しいが、現在の固体脂開発技術について解説する。 - 13:05 リポソーム含有芳香族化合物の調製とその機能評価
(広島大学大学院工学研究科応用化学専攻)池田篤志
リポソームはドラッグキャリヤーとして注目されている。しかし、ドラッグキャリヤーとして利用する上でドラッグとなる分子を取り込んだ後の安定性や漏れ出しが問題となる。そこで、種々の芳香族化合物を二分子膜中に導入し、その包接量や安定性について評価した。また、従来法では取り込みが難しい分子についてシクロデキストリンを用いる交換反応法を新たに開発したので紹介する。 - 13:35 HDLはまだ死んでいない
(国立循環器病研究センター研究所病態代謝部)小倉正恒
善玉コレステロールと呼ばれるHDL-Cの血中濃度を増やしても臨床的ベネフィットは得られにくく、最近では高過ぎると良くないという疫学研究結果がいくつか報告された。しかしHDLは決して「死んだ」わけではない。本講演では研究報告も交えながらHDLの機能と質およびHDLが作用する細胞・臓器に着目した動脈硬化治療戦略について方向性を示したい。 - 14:05 プラズマローゲンの基礎的事項とその臨床的応用
(レオロジー機能食品研究所)馬渡志郎
グリセロリン脂質は通常グリセロール骨格の3番目(sn-3)に結合している物質(エタノールアミンやコリン)で分類されているが、同じエタノールアミンリン脂質でもグリセロール骨格の1番目(sn-1)における炭素鎖の結合の仕方で実際は3種類のサブグループが存在している。大部分はエステル結合しているがsn-1でエーテル結合しているものがあり、エーテル結合でもヴィニルエーテル結合しているものがプラズマローゲンと呼ばれている。
- 14:35 休憩
- 14:45 一般講演(演題を募集中)
- 16:15 閉会の辞
- 16:40 懇話会
- 参加費 参加費2,000円(非課税)、懇話会4,000円(税込) いづれも学生無料
- 定 員 講演会:100名 懇話会:50名
- 申込方法 E-mailにて、住所、氏名、所属、メールアドレス等を明記の上、下記あてに。懇 話会参加の有無も必ずご記載ください。
申込先 〒536-8553 大阪市城東区森之宮1-6-50
地方独立行政法人大阪産業技術研究所(旧:大阪市立工業研究所)
生物・生活材料研究所 永尾寿浩
TEL:06-6963-8073
FAX:06-6963-8079
Email: nagao@omtri.or.jp
※お申込みいただいたお名前等の個人情報は、参加確認および今後の講演会ご案内以外の目的には使用いたしません。
一般演題募集のお知らせ
- 1. 形式:12~15分程度の口頭発表(演題によって変更あり)
- 2. 募集演題数:6~8題程度
- 3. 応募に必要な情報:演題タイトルと発表者名、所属
- 4. 演題申込締切:2017年12月20日
- 5. 要旨の書式:本文のみで300~800字程度(全角文字換算)様式には特に制限を設けておりませんが図を挿入する場合は、あまり大きな図でなければ可能。ファイルはMS-Word で作成。
- 6. 要旨の締切:2018年1月11日
- 7. 申し込み先:E-mailにて、地方独立行政法人大阪産業技術研究所
生物・生活材料研究部 永尾寿浩(nagao@omtri.or.jp)まで