平成30年度第3回油化学セミナー 若手研究者による油脂、界面の最前線 ― 関東支部 第6回若手研究者奨励賞記念講演会 ―(2019.1.25)

日本油化学会関東支部では、日本油化学会年会で若手研究者により発表された研究の中から、秀逸と考えられるものを関東支部幹事の投票で選出しています。そして、選出した研究の発表者に対して若手研究者奨励賞を授与し、併せて受賞講演をお願いしています。
本年も厳正な審査の結果、4名の研究者が選出され、このたび関東支部若手研究者奨励賞記念講演会を開催する運びとなりました。未来に羽ばたく若手研究者の講演を是非お聞きください。
なお、本セミナーでは、先の第57回年会の際に台風の影響で発表が中止となった学生のうち、希望された方に再度発表いただく場を設けました。若手研究者奨励賞記念講演会とあわせて聴講いただき、若者のエネルギーと油化学の発展を感じていただければと思います。

日 時:平成31年1月25日(金)10:00~16:45 (受付開始9:30~)
会 場:油脂工業会館9階大会議室(〒103-0027 東京都中央区日本橋3-13-11)
主 催:公益社団法人日本油化学会関東支部

プログラム

10:00~10:05 開会の辞

-第一部:学生による油化学研究の発表会-

10:05~10:20

1.「紫外線吸収油剤が分散したO/Wエマルション型オイルゲルの希釈および塗布条件がその塗膜層の構造と紫外線遮蔽能に及ぼす影響」

(慶大理工1・日油2・産総研3

○田中三代子1・伴野太祐1・朝倉浩一1・村井将紀2・脇田和晃2・井村知弘3

10:20~10:35

2.「相溶性2溶媒溶液の平衡から遠く離れた揮発過程で発生する動的挙動とその添加された紫外線遮蔽剤の空間分布への影響」

(慶大理工)○渡邊遥・竹川昇志・伴野太祐・朝倉浩一

10:35~10:50

3.「高分散性Oil-in-Oil 型エマルションの調製ならびに安定化機構」

(東理大理工1・東理大総研2)○石井煕1・赤松允顕1・酒井健一1,2・酒井秀樹1,2

10:50~11:05

4.「ポリグリセリン脂肪酸エステルを用いたエタノール含有O/W型エマルションの調製:分散安定性に及ぼすアルキル鎖長の影響」

(東理大理工1・長谷川香料㈱2・東理大総研3

○勝海由華1・笹倉寛生2・赤松允顕1・酒井健一1,3・酒井秀樹1,3

(休憩 11:05~11:15)

11:15~11:30

5.「スピクリスポール酸誘導体を用いたメソポーラスシリカの創製と機能化」

(東理大理工1・産業技術総合研究所2)○河野良平1,2・久保史織2・平敏彰2・上村佳大2・井村知弘1,2

11:30~11:45

6.「γ-オリザノールの吸収代謝:生理作用発現との関係解明に向けて」

(東北大院農1・築野食品工業㈱2・東北大未来科学技術共同研究センター3

○國米匠1・小林エリ1・伊藤隼哉1・橋本博之2・永塚貴弘1・宮澤陽夫1,3・仲川清隆1

11:45~12:00

7.「食用油によるアカモク粉末からのフコキサンチンの抽出」

(北海道大学水産科学院)○手良向一嘉・細川雅史・宮下和夫

 

-第二部:若手研究者奨励賞記念講演会-

13:05~13:55

1.「刺激で機能が変わる超分子材料の創出とその応用」

東京理科大学 理工学部 先端化学科  赤松 允顕氏

外部刺激で分子や分子集合体の性質を変化できれば、その機能を任意に変換できる。本講演では、センサーや分子メモリー、光応答性分子集合体といった刺激に応答する超分子材料に関する最近の研究成果を紹介する。

13:55~14:45

2.「多様なトリアシルグリセロール分子種から成る油脂の初期酸化メカニズム解析」

東海大学医学部 基礎医学系 生体防御学  加藤 俊治氏

質量分析を用いて、トリアシルグリセロールヒドロペルオキシド異性体を解析し、こめ油、魚油などの様々な油脂の酸化原因(熱、光など)を明らかにした。本法は構造化学的に油脂の酸化機構を明らかにできる方法と考えられる。

(休憩 14:45~15:00)

15:00~15:50

3.「スフィンゴイド塩基による抗酸化活性のメカニズム解明とその応用」

北海道大学大学院 水産科学院  上村 麻梨子氏

DHAやEPAを多く含む魚油は高い有用性を示すが、著しい酸化安定性の低さが課題である。本研究では、先行研究で示されたスフィンゴイド塩基による強力な抗酸化活性のメカニズムを解明し、それを基により強力な抗酸化方法の確立を目指した検討を行った。

15:50~16:40

4.「アミドアルコール誘導体を利用した界面活性剤フリー乳化エマルション製剤の開発とその乳化特性」

高級アルコール工業株式会社 応用研究部 花田 奈緒美氏

高級アルコールのようなシンプルな構造でありながら、カルボキシ基含有高分子の存在下で複合体を形成し、O/W、W/O乳化能を発揮する「アミドアルコール誘導体」を見出し、その乳化特性を評価した。

16:40~16:45 閉会の辞
17:30~19:30 懇親会

参加費(テキスト代を含む):当日受付にてお支払いください
日本油化学会正会員・同法人会員、協賛学会個人会員: 5,000円
一般: 7,000円
学生: 1,000円
懇親会:3,000円

申込方法:①氏名、②所属、③連絡先(住所、電話番号、E-mail)、④会員資格(個人会員の方は会員番号も記載)、⑤懇親会への参加の有無、を明記の上、E-mailにて下記宛てにご連絡ください。

申込締切:平成31年1月21日(月)
申込先:帝京大学薬学部 毒性学研究室 本間 太郎  E-mail: thonma@pharm.teikyo-u.ac.jp