進歩賞
第58回(令和5年度)
- "水産油脂の食品機能および未利用水産資源の有効利用に関する研究"
関西大学 化学生命工学部
細見亮太
<授賞理由> 水産油脂の加工法を開拓し、未だ機能が明確にされていないグリセロリン脂質の有効性を明らかにして、食品科学および栄養学の分野に大きな進歩をもたらす可能性を示した本研究に授与することとしました。ホタテガイ内臓からの有効成分の抽出法は、食品規格を満たす油脂開発をパイロットプラントで成功しており、実用化が期待できます。
- "天然物由来酵素を用いた共役脂肪酸合成法の確立と難治性がん克服に向けた新規治療戦略の開発"
帝京大学 薬学部
本間太郎
<授賞理由> 天然物由来酵素を用いた共役脂肪酸合成法を確立し、難治性がん克服に向けた可能性を提案した本研究に授与することとしました。本間氏が見出した共役脂肪酸の合成法は,難治性がん克服作用のある成分を大量生産できる可能性をもち、広範な医療分野の進展に貢献することが期待できます。
第53回(平成30年度)
- "脂質の分子集合体構造と脂質膜の流動性に関する研究"
株式会社資生堂 宇山 允人 >>表彰内容
第52回(平成29年度)
- "散乱技術を用いた界面活性剤分子集合体の溶液構造解析"
ライオン株式会社 小倉 卓 >>表彰内容
第49回(平成26年度)
- "肺サーファクタントの分子機構解明とその新規人工代替薬の機能解析"
長崎国際大学 薬学部 中原 広道 >>表彰内容
Journal of Oleo Science, Vol.65, No.2, pp.99-109 (2016)
第47回(平成24年度)
- "特異な構造を有する新規界面活性剤の合成と物性に関する研究"
奈良女子大学 研究院自然科学系 吉村 倫一
オレオサイエンス, Vol.13, No.12, pp.587-597 (2013)
第46回(平成23年度)
- "実用化をめざしたジェミニ型界面活性剤の開発"
東京理科大学 総合研究機構 酒井 健一
オレオサイエンス, Vol.12, No.12, pp.627-633 (2012)
第45回(平成22年度)
- "超臨界二酸化炭素中における機能性分子集合体の構築に関する研究"
弘前大学 大学院理工学研究科 鷺坂 将伸
オレオサイエンス, Vol.11, No.12, pp.481-490 (2011)
第44回(平成21年度)
- "天然両親媒性物質が形成するコロイド次元分子集合体の調製とその応用に関する研究"
(独)産業技術総合研究所 企画本部 井村 知弘
オレオサイエンス, Vol.10, No.12, pp.461-470 (2010)
第43回(平成20年度)
- "多成分系の相挙動とミセル・マイクロエマルション・リオトロピック液晶の構造制御に関する研究"
横浜国立大学大学院 環境情報研究院 荒牧 賢治
オレオサイエンス, Vol.9, No.12, pp.553-559 (2009) - "トロポノイドを基盤にした機能物質の合成と性質に関する研究"
北海道医療大学 歯学部 久保 勘二
オレオサイエンス, Vol.9, No.12, pp.561-569 (2009)
第42回(平成19年度)
- "サーファクタントフリーエマルションの分散安定化機構の解明と安定化技術の開発"
信州大学 工学部 物質工学科 酒井 俊郎
オレオサイエンス, Vol.8, No.12, pp.539-547 (2008)
第41回(平成18年度)
- "水産脂溶性成分の機能性評価と高度利用に関する研究"
北海道大学 大学院 水産科学研究院 細川 雅史
オレオサイエンス, Vol.7, No.12, pp.525-532 (2007)
第40回(平成17年度)
- "界面活性剤ベシクルの形成と物性に関する研究"
東京理科大学 工学部 近藤 行成
オレオサイエンス, Vol.6, No.12, pp.617-623 (2006)
第39回(平成16年度)
- "高度不飽和脂肪酸の生合成と生産に関する研究"
広島大学大学院 先端物質科学研究科 秋 庸裕
オレオサイエンス, Vol.5, No.12, pp.589-599 (2005)
第38回(平成15年度)
- "界面物性の光・電気・温度による制御"
東京理科大学理工学部 酒井 秀樹
オレオサイエンス, Vol.4, No.12, pp.509-517 (2004)
第37回(平成14年度)
- "バイオサーファクタントの生産と機能利用に関する研究"
(独)産業技術総合研究所 北本 大
オレオサイエンス, Vol.3, No.12, pp.663-672 (2003)
第36回(平成13年度)
- "有機基質の劣化防止に対する新規物質及び新規技術の開発に関する研究"
慶應義塾大学理工学部 朝倉 浩一
オレオサイエンス, Vol.2, No.12, pp.767-773 (2002)
第35回(平成12年度)
- "糖質系機能物質の合成と応用に関する研究"
大阪大学大学院工学研究科 木田 敏之
オレオサイエンス, Vol.1, No.12, pp.1133-1139 (2001)
第34回(平成11年度)
- "界面活性剤水溶液による香料の可溶化と揮発制御に関する研究"
エステー化学(株)研究開発部 徳岡 由一
第33回(平成10年度)
- "含フッ素脂肪族化合物の合成と応用に関する研究"
物質工学工業技術研究所 黒澤 茂
第32回(平成9年度)
- "グリチルリチン酸の界面科学的挙動に関する研究"
ライオン(株)研究開発本部薬品研究所 小出 操 - "脂質過酸化反応に対する酸化防止剤の作用に関する研究"
東京大学先端科学技術研究センター 野口 範子
第31回(平成8年度)
- "種々の界面活性剤水溶液による可溶化並びにその応用に関する物理化学的研究"
プロクターアンドギャンブル ファーイーストインク 内山 浩孝
第30回(平成7年度)
- "古細菌脂質の構造解析"
北里大学一般教育総合センター 須貝 昭彦
第29回(平成6年度)
- "複合機能化/高性能化を指向した界面活性剤の合剤の合成と物性に関する研究"
大阪大学工学部 益山 新樹 - "天然界面活性物質の界面化学的性質とそのドラッグデリバリーシステムヘの応用に関する研究"
第一製薬(株)開発研究所 山内 仁史
第28回(平成5年度)
- "衣料用洗剤の洗浄機構に関する基礎的研究"
ライオン(株) 米山 雄二
第27回(平成4年度)
- "特殊機能を持つ界面活性剤の合成と物性に関する研究"
大阪市立工業研究所 山村 伸吾
第26回(平成3年度)
- "含フツ素有機過酸化物の反応性を利用した表面改質に関する研究"
日本油脂(株)筑波研究所 沢田 英夫
第24回(平成1年度)
- "環状ポリオキシエチレン化合物とアルカリ金属イオンとの相互作用に関する研究"
大阪大学工学部 中辻 洋司 - "油脂の酸化安定性に及ぼすクロロフィル類の影響に関する研究"
東北大学農学部 遠藤 泰志