部会活動<バックナンバー>
日本油化学会第49回年会 界面科学部会シンポジウム
日時 | : | 平成22年9月15日(水)14:00~16:00 |
テーマ | : | 界面科学分野へのレオロジー的展開 |
平成22年度の年会における界面科学部会の企画は、昨年の名古屋での部会ランチョンセミナーから時間枠を拡大して、シンポジウムとして年会初日の9月15日の午後に開催しました。開催にあたり、皆さんに多く参加して頂けるかが非常に心配でしたが、100席ほどの座席は全て埋まり盛況に行えました。これも実行委員長の高橋是太郎先生や会場などのお世話を頂いた細川雅史先生のお蔭と感謝致します。有難うございました。また、界面科学部会では、今後とも年会等の場で参加の皆さんに情報提供を行っていきたいと考えております。是非、ご参加下さいますようお願い致します。
(依頼講演1) | ||
「レオロジー手法を用いた化粧品の使用感触の評価」 | ||
講師 | : | 株式会社資生堂 スキンケア研究開発センター 応用研究グループ 曽我部 敦 氏 |
講演概要 | : | 界面科学的手法により開発された、さっぱりとしてみずみずしい感触を有する高分子ミクロゲル増粘剤についてのご紹介と共に、その使用感を客観的に評価する方法として、種々のレオロジー測定値と感触との相関性について検討された内容をお話頂きました。ご講演からは、様々に測定や解釈を工夫されている事を窺い知ることができました。 (要旨参照はこちらから) |
(依頼講演2) | ||
「桂皮酸誘導体を用いた紐状ミセル形成と粘性の光制御」 | ||
講師 | : | 東京理科大学理工学部工業化学科 酒井 秀樹 氏 |
講演概要 | : | セチルトリメチルアンモニウムブロミドと紫外線吸収剤として汎用される桂皮酸誘導体の混合水溶液で、高粘性水溶液が得られること、さらに桂皮酸誘導体のトランス/シス光異性化により粘度を光制御できること等の知見を、レオロジー解析を交えご紹介頂きました。 (要旨参照はこちらから) |
(依頼講演3) | ||
「非イオン界面活性剤水溶液にイオン性界面活性剤を 添加することによるパフォーマンスアップ」 |
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講師 | : | 横浜国立大学大学院環境情報院 荒牧 賢治 氏 |
講演概要 | : | 非イオン界面活性剤水溶液とイオン性界面活性剤の混合系における紐状ミセル水溶液の増粘作用、キュービック相形成組成変化に関する研究例をご紹介頂きました。 (要旨参照はこちらから) |
なお、この講演に関する報告は「オレオサイエンス」でも致しておりますので、ご参照下さい。
(界面科学部会 部会長 浅野浩志)