主催セミナー

令和5年度第3回油化学セミナー

若手研究者による油脂、界面の最前線

― 関東支部 第11回若手研究者奨励賞記念講演会 ―


日本油化学会関東支部では、日本油化学会年会で発表された関東支部所属の若手研究者の講演から、秀逸と考えられる発表を選出しています。本年も関東支部幹事による厳正な審査の結果、4名の研究者が選出され、このたび関東支部若手研究者奨励賞記念講演会を開催する運びとなりました。未来に羽ばたく若手研究者の講演を是非お聞きください。

日 時:令和6年1月26日(金)13:00~17:15(受付開始12:30~)

会 場:油脂工業会館9階大会議室(東京都中央区日本橋3-13-11)

主 催:公益社団法人日本油化学会関東支部

プログラム
13:00~13:05 開会の辞
13:05~14:00 講演①「3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノールの殺菌作用機構の解析」
ライオン株式会社 研究開発本部 先進解析科学研究所  中島 敬祐氏
液体洗剤組成中にて防腐力を発揮する基剤として3-メトキシ-3-メチル-1‐ブタノールを見出した。当該成分が殺菌的な防腐効果を発現する機構について、微生物学および界面科学的アプローチを組み合わせて検討した。

 

14:00~14:55 講演②「油滓の資源化を目指した電解プロセス開発に関する研究」
東北大学大学院工学研究科  廣森 浩祐氏
持続可能な油脂産業の発展を目指し、既存産業の副生物を有効利用するプロセスの開発を行ってきた。本発表では、油滓の再資源化を念頭に置いた電解プロセスの開発事例について紹介する。

 

14:55~15:10 休憩

 

15:10~16:05 講演③「2種のカチオン性高分子で形成される界面活性剤-高分子複合体の析出形態と物性」
ライオン株式会社 研究開発本部 ビューティケア研究所 中川 雅之氏
洗浄剤中の界面活性剤-高分子複合体に応用されてきたカチオン化セルロースとポリジアリルジメチルアンモニウムクロライドの構造の違いに着目し、2種の組み合わせによるすすぎ触感と複合体の物性変化について紹介する。

 

16:05~17:00 講演④「脂質の酸化と分解経路の予測・証明」
東北大学大学院農学研究科・食品機能分析学 加藤 俊治氏
複雑と言われる脂質の酸化・分解経路であるが、そこに存在する規則性は非常にシンプルであり、我々はその規則性の探索を行ってきた。本発表ではその規則性やそれに基づいた実際の脂質酸化分解経路について紹介する。

 

17:00~17:10 表彰式
17:10~17:15 閉会の辞

参加費(テキスト代を含む):当日受付にてお支払いください。

日本油化学会正会員: 6,000円、法人会員勤務者: 8,000円、一般: 10,000円、学生: 3,000円

懇親会費:会員・一般5,000円、学生1,000円(18:00~20:00 プロント日本橋三丁目店)

申込方法:①氏名、②所属、③連絡先(住所、電話番号、E-mail)、④会員資格(個人会員の方は会員番号も記載)、⑤懇親会への参加の有無、を明記の上、E-mailにて下記宛てにご連絡ください。

申込締切:令和6年1月23日(火)

申込先:日本油化学会関東支部事業企画委員     城戸浩胤

E-mail: 08castle.door13(あ)gmail.com (あ)を@に変えてください。


 

関東支部では油化学情報の発信を目的として年3回の油化学セミナーを主催しております。

油化学セミナー 内容
第1回 油化学や油脂関連産業に関する最新トピックスをご提供します。
第2回 市民公開講座として、地域の方の生活に役立つ油化学をやさしくご案内します。
第3回 若手研究者奨励賞受賞記念講演会です。未来にはばたく若手研究者の最新の研究を講演をお届けします。

 

過去の関東支部油化学セミナー開催実績(平成25年以降)はこちらをご覧ください。

⇨ 主催セミナー開催実績