令和8年1月10日(土)、令和7年度物理化学インターカレッジセミナー兼日本油化学会界面科学部会九州地区講演会が、第一薬科大学 新館2階 S21講義室において開催されました。本講演会は、物理化学インターカレッジ主催、日本油化学会界面科学部会共催のもと実施され、第一薬科大学薬学部薬剤設計学分野(中原広道)が世話役を務めました。本年度の講演会には、総参加者33名[一般参加者(教員等)7名、学生26名]が参加しました。招待講演は設けず、学生を中心とした口頭発表およびポスター発表による研究発表を主軸としてプログラムを構成しました。講演会は午後より開始され、開会挨拶に続いて口頭発表7件が行われました。発表内容は、界面化学、材料化学、無機・有機複合材料、バイオマテリアル、再生医療材料、分析化学など、物理化学を基盤とした多岐にわたる分野に及びました。いずれの発表においても、発表後には活発な質疑応答が行われ、学生と教員、ならびに大学間を越えた意見交換がなされました。
続いて実施されたポスターセッションでは、18件のポスター発表が行われました。発表者は自身の研究内容について丁寧に説明し、聴講者との間で研究背景や手法、今後の展望に関する活発な議論が交わされました。本セッションは、学生にとって研究内容を分かりやすく説明する訓練の場であると同時に、他分野の研究に触れる貴重な機会となりました。

| ポスターセッションの様子 |
本講演会では、聴講者による投票および審査に基づき、優秀な発表に対して表彰を行いました。優秀口頭発表賞2件、優秀ポスター賞4件が選出され、閉会挨拶にあわせて表彰式を実施しました。受賞者は以下のとおりです。
【優秀口頭発表賞】
・宮西 一駆(福岡工業大学大学院) 「アミノ酸分析を基盤とした地球外 in situ 生命探査における固体酸触媒を用いたタンパク質加水分解法の開発」
・神代 健人(佐賀大学大学院) 「カゼインを基材とした透明膜状材料・多孔性材料の開発と応用」

| 表彰式の様子(優秀口頭発表賞) |
【優秀ポスター賞】
・緒方 美結(佐賀大学) 「微細藻類含有PVAナノファイバーの作製と構造評価」
・神垣 拓也(福岡工業大学大学院) 「単分散チタニアナノシートと種々のカチオンを複合化した積層型ナノファイバー」
・北川 湧大(佐賀大学) 「流動場における光熱応答性カプセルの局所温度制御による付着・脱離機構の解明」
・永田 大樹(佐賀大学) 「UV照射によるゲル化を利用した生体接着剤の開発」

| 表彰式の様子(優秀ポスター賞) |
講演会およびポスターセッションを通じて、参加者間の交流と情報交換は十分に図られ、有意義な学術的議論の場となりました。 本講演会は、界面科学部会九州地区における研究交流および次世代研究者育成の場として重要な役割を果たしており、今後も研究成果の発表と相互研鑽の機会として継続的に活用していきたいと考えております。最後に、本講演会の開催にあたりご協力いただいた関係各位に深く感謝申し上げます。

|
令和7年度 集合写真 |
(報告:第一薬科大学薬学部 中原広道)
