平成26年度 物理化学インターカレッシセミナー 兼 日本油化学会界面科学部会九州地区講演会報告

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2014年度日本油化学会界面科学部会九州地区恒例の行事として「物理化学インターカレッジセミナー兼油化学界面科学部会九州地区講演会」が開催されました。

2014年度は, 佐賀大学大学院工学系研究科(滝澤 登クループ) が世話役に仰せつかり2015年1月10、11日の両日、福岡大学セミナーハウスで60名[一般(教員を含む)20名;学生38名;講師 2名]の参加により開催されました。今回は一般を含む大学院生、学部生による研究発表は11件の口頭発表と22件のポスター発表が盛大に行われました。
また、今回は2つの招待講演が計画されました。1日目は岡山大学大学院自然科学研究科化学生命専攻の石田尚之先生の『疎水性引力の直接測定とその発現機構』と2日目は佐賀大学大学院工学系研究科循環物質化学専攻の成田貴行先生の『浸透圧差が与えるマイクロカフセルの体積変化』と題した講演を行なわれました。石田尚之先生の講演では、疎水引力の作用メカニズムが、直接測定できる表面間力測定装置(Surface Force Apparatus:SFA)に始まり、原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscope : AFM)を駆使し、ご自分の御研究を基に、その問題点及びこれからの展望等の最先端のトピックスを丁寧に解説して頂きました。また成田貴行先生には、我々の日常生活に用いられているマイクロカプセルの特異現象を体積変化との観点からご説明頂きました。マイクロカプセルを利用した基質応答性及び体積拍動する粒子に付いて感応性の付与はカプセル内外の浸透圧差の考察により達成出来るとの内容のお話をして頂きました。一日目午後、ポスターセッションが懇親会を挟み開催されました。懇親会では学生間の自己紹介を交えて、和気藹々の時間が過ぎました。その後、後半のポスターセッションにおいては会場の消灯時間に至るまでソフトトリンク(アルコール類を含む) 片手に喉を潤いさせなから学生間の忌憚の無い活発な討論がなされました。全体を通して、学生による発表のうち(詳しい実施内容はこちら)口頭発表では主に質疑が参加教員によるものが多くなり、学生の質問が少な無かった印象である。学生の積極的な質問を切望します。
2015年度の世話役は福岡工業大学福岡工業大学工学部生命環境科学科の桑原順子先生に託して、参加メンンバーは,「次回も御会いましょう」との言葉を交わしながら、1日半のセミナーを終えました。

学生・院生に依るポスターセッションの模様
2014 年度参加者集合写真(福岡工業大学 宮元研山本伸也院生:提供)

 

 

(報告者:滝澤 登、佐賀大学大学院工学系研究科)
(代理:柴田 攻、長崎国際大学薬学部薬品物理化学教室)