日本油化学会第48回年会 部会ランチョンシンポジウムⅡ

日時 平成21年9月11日(金)12:10~13:35
演題 超分子構造体としての低分子オイルゲル化剤 -その機能と応用-
講師 名古屋市工業研究所 材料化学部資源循環研究室 中野万敬 氏
講演概要 低分子オイルゲル化剤とは、少量添加するだけで油分を増粘させたり固化させたりすることができる化合物である。この十数年の間にゲル化剤の研究は大きく発展し、多種多様なゲル化剤が開発されるとともにゲル化の機構が明らかにされてきた。さらに、ゲル化剤分子が形成する超分子構造の解明やその構造体を利用したナノ材料の創製が盛んに検討されている。本講演では、開発した含フッ素低分子オイルゲル化剤を中心に最近の研究内容について述べる。
開催後記 部会のランチョンシンポジウムは、年会2日目のランチタイムに約50名の皆さんに参加して頂きました。はじめに部会長である私から部会の紹介と2009年行事の結果と予定をご案内させて頂きました。続いて、名古屋市工業技術研究所の中野万敬先生より、オイルゲル化剤の紹介と先生のご研究の一端である含フッ素オイルゲル化剤の特性について興味深い内容をお話頂きました。今後も、毎年の年会で界面科学部会として、ランチョンシンポジウムや通常の時間帯でシンポジウムの開催を計画して参ります。皆様のご参加をお願い致します。
(要旨参照はこちらから)

(界面科学部会 部会長 浅野浩志)