マスターズクラブ東海の平成20年度談話会に、元名古屋工業大学教授の津田孝雄先生を お迎えしてお話を頂きます。先生は、クロマトグラフィー分析に電場効果を応用する研 究を深められ、近年では、皮膚ガスと汗成分の分析にも集中して来られました。今回の ご講演では、皮膚ガスと汗成分の分析とその応用に関する興味深い知見をお話しいただ けます。皆様方のご参加をお待ちしております。 主 催 マスターズクラブ東海 協 賛 日本油化学会東海支部 日 時 平成20年9月24日(水)15:30~16:30 場 所 名古屋工業大学2号館1階 F1教室 (名古屋市昭和区御器所町;地下鉄鶴舞駅10番出口、徒歩6分) 参加費 無料 内 容 演題 ひと皮膚ガスと汗中の化学成分の検出と身体情報 講師 有限会社ピコデバイス、元名古屋工業大学教授 津田 孝雄氏 概要 ひと一人の皮膚表面は約2平方メートルの表面積であり、汗腺は約250万個も存在 しています。この皮膚表面と汗腺より様々な物質が放出されて居ります。私達は、 同時に、低分子の有機ガス類が皮膚より放出されることを見出して来ました。 食物や常備薬を摂取しますと、数分から数時間後にはそれらの成分のほか、代謝 した化学成分が皮膚表面から放出されます。これらの化合物の濃度変化を調べて、 代謝に関する身体情報に導くことが可能になりました。 汗にはグルコース、カフェイン、不飽和および飽和脂肪酸、薬成分も出てきます。 ひと皮膚ガスには、アセトン、アンモニア、水素、一酸化窒素、アルコールなど が見られ、バラの香り成分やニンニクの成分も検出されます。これらの成分分析 により、身体状態のモニターを非侵襲的に実施でき、身体情報に導くことが可能 になりました。 申込方法 「マスターズクラブ東海談話会」と件名を記し、氏名、所属、連絡先をご記入 の上、FAXまたはE-mailにて下記へお申込下さい。 連絡先 〒460-0008 名古屋市中区栄二丁目17-22 中部科学技術センター内 日本油化学会東海支部 TEL052-231-3070 FAX052-204-1469 E-mail:hi-shiino☆c-goudou.org