油化学講演会 「界面科学の実践的展開-分子設計からナノ構造制御まで-」

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「機能性を持った脂質分子の開発」「界面科学を利用したナノスケール集合体の
構造制御」という2つの階層にまたがったトピカルな内容の3講演を行います。
また、講演後には、太陽化学株式会社南部工場を見学いたします。皆様の多数の
ご参加をお待ちしております。

主 催 日本油化学会 東海支部

共 催 財団法人油脂工業会館

協 賛 日本化学会、色材協会、東海化学工業会、愛知工研協会、
    名古屋市工業技術振興協会、化学工学会東海支部

会 期 平成21年11月19日(木)

会 場 鈴鹿工業高等専門学校 マルチメディア棟 視聴覚室
    鈴鹿市白子町(Tel:059-368-1830 Fax:059-368-1820)
    [交通]近鉄白子駅西口から三重交通バス*で約10分です。
    *平田町駅行、鈴鹿サーキット行「東旭が丘3丁目」下車、徒歩10分 
     また、会場への交通アクセスは下記ホームページをご覧ください。
        http://www.suzuka-ct.ac.jp/access/index.htm

日 程

1. 9:50~10:00 開会挨拶 

2. 講演(1)10:00~10:50 
       植物油製造副産物からの複合脂質の製造と利用
       (レシチン・グルコシルセラミドを中心に)
               辻製油株式会社    園 良治 氏

  植物油の製造工程から発生する様々な副産物は、資源の有効利用という
  観点から古くより用途開発が行われてきた。ここでは、各種の副産物の
  なかでも、最も古くより利用されている「レシチン」と、近年機能性素
  材として注目されている「グルコシルセラミド」について、その製造方
  法と利用分野について紹介する。

3. 講演(2)11:00~11:50 乳化粒子径を制御する乳化技術
       日本メナード化粧品株式会社  坂 貞徳 氏

  乳化粒子径の分布幅が狭く、粒子径サイズの異なる2種類のO/Wエマルシ
  ョンの調製法について紹介し、異なる粒子径サイズのO/Wエマルションの
  経時的な安定性についても紹介する。1つはSPG膜乳化法を用いたミクロ
  ンサイズのO/Wエマルションの調製法、もう1つは高圧乳化機を用いたナノ
  サイズのO/Wエマルションの調製法である。


昼食(11:50~12:50)

4. 講演(3)13:00~13:50 界面科学を用いたナノマテリアルの構築
       太陽化学株式会社   南部 宏暢 氏

  ミネラルやビタミン等の栄養素を効率的補給させる事を目的としたナノ
  エマルションやナノディスパージョン製剤、ミセルを鋳型にしたナノポ
  ーラスシリカの生産と応用研究について実用例を挙げて解説する。その
  全てが、界面制御技術を基盤とするテクノロジーであり、界面科学の魅
  力と無限の可能性について語りたい。

移動(13:50~14:40)鈴鹿高専→太陽化学:鈴鹿高専所有のバスを使用予定

5. 14:50~16:00 太陽化学株式会社 南部工場見学

移動(太陽化学→近鉄四日市駅)
近鉄四日市駅で解散

参加費  一般、学生、 1000円(昼食代として)当日お支払い下さい。

定 員  50名

申込締切 平成21年11月6日(金)

申込方法 勤務先、氏名、連絡先などを明記の上、Faxにて下記へお申込み下さい。
     〒460-0008 名古屋市中区栄二丁目17-22 中部科学技術センター内
     日本油化学会東海支部  Tel:052-231-3070、Fax:052-204-1469