平成12年度は大阪市立大学学術情報総合センターに会場を借り、11月30日(木)、12月1日(金)の2日間で開催した。
主 催 日本油化学会 洗浄・洗剤部会
協 賛 日本家政学会、繊維学会、日本繊維製品消費科学会
日 時 平成12年11月30日(木)~12月1日(金)
会 場 大阪市立大学 学術情報総合センター 10階
平成12年度の招待講演は、
1.敏感肌用の洗浄剤・スキンケア製品の機能性;味の素(株)伊能正浩氏
2.液晶を用いたエマルションの生成とクレンジング剤への応用;花王(株)鈴木敏幸氏
3.両親媒性高分子電解質と界面活性剤ミセルとの相互作用;大阪大学橋爪章仁氏
4.カルシウム石けん分散剤およびハイブリッド洗浄剤の開発;大阪市立工業研究所武田徳司氏
5.水洗い洗濯性能評価について;繊維製品新機能評価協議会伊藤博氏
6.全自動洗濯機の変化と洗濯行動;日本石鹸洗剤工業会鈴木哲氏
の6件を企画し、身体洗浄剤、洗濯用石鹸など商品開発に係わる話題から、界面活性剤溶液の物性と言った基礎的なもの、繊維製品の取り扱い方法、洗濯実態など幅広い話題を取り揃えた。
プログラム
第1日目(11月30日木)
10:00~10:45 開会の辞 最近の洗浄研究および洗剤技術の動向
洗浄・洗剤部会長 文化女子大学 角田光雄 氏
角田部会長 開会の辞
<オリジナルレポート>
10:45~11:10
新規表面フルオロアルキル化剤:ブロックイソシアネートオリゴマー
(大阪市大)○川瀬徳三、彭 新宏
(奈良高専)池野宏司、沢田英夫
11:10~11:35
洗剤用カルシウム非依存性アルカリα-アミラーゼの開発
(花王) ○萩原 浩、五十嵐一暁、林 康弘、遠藤圭二、井川香織、尾崎克也、川合修次、伊藤 進
11:35~12:00
実洗浄系におけるアルファスルホ脂肪酸メチルエステルの耐硬水性
(ライオン)○永合由美子、大熊洋一、向山恒治
― 休憩 70 分 ―
〈一般講演〉
13:10~14:10
敏感肌用の洗浄剤、スキンケア製品の機能性
味の素(株) 伊能 正浩 氏
〈一般講演〉
14:15~15:15
両親媒性高分子電解質と界面活性剤ミセルとの相互作用
大阪大学 橋爪 章仁 氏
― 休憩 15 分 ―
〈一般講演〉
15:30~16:30
カルシウム石けん分散剤およびハイブリッド洗浄剤の開発
大阪市立工業研究所 武田 徳司 氏
〈オリジナルレポート〉
16:30~16:45
新合繊の洗浄における洗浄媒体の影響―収縮・風合い変化について
(東京家政学院大)○藤居眞理子、高橋兆子、榊原あゆみ
(文化女子大)角田光雄
16:45~17:00
粒子汚れの洗浄性(2)
(文化女子大)○塩野 幸、土橋明美、角田光雄、(ライオン)米山雄二
17:00~17:15 洗浄機構に関わる流体力の検討(第8報)
(岩手大)○天木桂子、(新潟大)長谷川富市
17:15~17:40 高分子表面に付着した汚れに対する高圧水洗浄
(横浜国大) ○宮脇英彰、大矢 勝
18:00~ 懇親会
懇親会での交流
第2日目(12月1日金)
〈オリジナルレポート〉
9:00~ 9:25
布を固定相とする液体クロマトグラフィーを用いた油性汚れの非イオン界面活性剤による洗浄機構の研究
(滋賀大)多賀谷久子、○脇坂智子、吉田亜由美、東辻 健
9:25~ 9:40
重量法による繊維集合体の浸透ぬれ速度の評価
(京都教育大)○後藤景子、(金沢工大) 田川美恵子
〈一般講演〉
9:40~10:40
水系洗濯の性能評価について
東洋染色工業(株) 伊藤 博 氏
― 休憩 10分―
〈一般講演〉
10:50~11:50
液晶を用いたエマルション生成とクレンジング剤への応用
花王(株) 鈴木 敏幸 氏
― 休憩 70 分 ―
〈一般講演〉
13:00~14:00
全自動洗濯機の変化と洗濯行動
花王(株) 鈴木 哲 氏
〈オリジナルレポート〉
14:00~14:25
衣類の遠心脱水について
(東京家政大) 藤井 薫、高橋ことみ、○片山倫子
14:25~14:50
家庭洗濯におけるソーシャルLCAの適用
(共立女子短大) ○山口庸子、中田雅代、永山升三、
(昭和学院短大)桑村典子
14:50~15:15
新規カチオン界面活性剤(酢酸ラウリン酸アミドブチルグアニジン)の環境安全性評価
(ライオン)○武井俊晴、三浦千明、吉田浩介、足立邦明
15:15~15:40
アルコールエトキシレートの環境リスク評価手法
(P&G)○山本昭子、Ching-Gang Charles Peng, Scott E. Belanger, Jocelyn C. Dunphy
15:40~
閉会の辞
洗浄・洗剤部会副部会長 共立女子大 斎藤 昌子 氏