平成29年度活動実績

1.第49回洗浄に関するシンポジウム

当会 洗浄・洗剤部会主催により「第49回洗浄に関するシンポジウム」を開催しました。
詳しくはシンポジウムのページをご参照ください

主 催    日本油化学会 洗浄・洗剤部会
日 時    平成29年10月26日(木)~27日(金)
会 場    タワーホール船堀 5階小ホール
東京都江戸川区船堀4-1-1

2.オープンセミナー

(1)演題:『糖質を利用した染色・繊維加工技術
~「汚れ」から「機能性材料」への転換』

講師:地方独立行政法人?大阪産業技術研究所森之宮センター
大江?猛 氏
日時:平成29年5月18日(木)?15:30~17:00
場所:油脂工業会館9階会議室
東京都中央区日本橋3-13-11

概要:衣服に付着した糖質は食品の「汚れ」としてのイメージが強く、繊維
の染色や機能加工に糖質はほとんど利用されていません。講演では、糖質の「機能性」を説明し、染色や機能加工への応用例を紹介します。

(2)演題:『消費者は学校で何を学んでくるのか
~洗濯についての学習~

講師:茨城大学 教育学部 教授
木村?美智子 氏
日時:平成29年7月10日(月)?15:30~17:00
場所:油脂工業会館8階会議室
東京都中央区日本橋3-13-11

概要:新しいタイプの洗剤や洗濯機の開発が進む中、消費者は洗濯に関する知識をどのようにして身に付けているのでしょうか。洗濯については、家庭科で学習していますが、その現状と課題を取り上げます。

(3)演題:『酸化還元酵素ペルオキシダーゼとタンパク質の分析のよもやま話

講師:北海道教育大学 教育学部 教授
森田?みゆき 氏
日時:平成30年1月26日(金)?15:30~17:00
場所:油脂工業会館9階会議室
東京都中央区日本橋3-13-11

概要
「ペルオキシダーゼを用いた洗剤の性能の改善」と、「タンパク質汚れの洗浄効率の簡易で安価な可視的評価」の2テーマをトピックスとして、分析化学的な視点から話題提供する予定です。


3.日本油化学会
  第56回年会 洗浄・洗剤部会シンポジウム
平成29年9月11日(月)に東京理科大学 神楽坂キャンパス?D会場(2号館231教室)において洗浄・洗剤部会シンポジウムを開催しました。本年の部会シンポジウムでは、演題「『よきモノづくり』に魅せられ追究した40年」に関し、元花王株式会社 妻鳥氏より約一時間のご講演をいただきました。講師がこれまで消費者起点で技術開発に取り組まれた内容について、セレンディピティや苦労話など、様々な開発秘話を具体的にお話いただき、消費者や環境、安全等に直結した洗剤等の家庭用品の開発に係わってこられた立場から、特に若手研究者、製品開発担当者らに深い示唆を与える貴重な体験談であったと感じました。

演題:「よきモノづくり」に魅せられ追究した40年
元花王株式会社 妻鳥?正樹?